我が家は愛犬のしつけに成功した部類の人間だと思う。
夫婦で生活をはじめてお互いに実家で犬を飼った経験はあるが
私は柴犬で、妻はチワワ。
大型犬のラブラドールを飼うことは未知の挑戦だった。
だから1から調べていろんなことを試した。
その結果、現在5歳になる我が家の愛犬は
家の中では完全フリーにしている。
お留守番も完全フリーだが、いたずらの気配すらなく、なにも問題ない。
台所に入られると困ると思い、ゲートを設置したが、扉が開いてても入らない。
テーブルの上や床に食べ物が置いてあっても勝手に食べることはない。
おもちゃとして与えたぬいぐるみは破壊されることなくいまも健在。
これまで誰かを傷つけたりしたことは一切ない。
人に対しても、犬に対しても攻撃的になることはほとんどない。
ランの中で呼び戻しもできる。
基本的なしつけ以上の事が備わっていることを考えれば成功してるといえると考える。
ひとつ問題があるとすればドッグラン内での吠え。
仲の良い犬や追いかけっこしてくれる犬に対して吠えてしまう。
おそらく走ってほしいからなのだと思うが、声が大きいので印象が悪い。
この吠えも何度か直そうと試みたがドッグランの中で、ノーリードの状態だとなかなか難しい。
歳もとり、若い時と比べれば吠える回数も減ってきたが、まだ吠えてしまう時があるので、捕まえたり、叱って制止している。
しかしながらドッグランの外に出れば吠えることはほとんどなく、家でもまったく吠えない。
おそらくランはストレス発散の場だと理解しているのだと思う。
なので我々も完璧ではないが、大型犬のしつけに困っている誰かの手助けになればと思い、このコラムを書いてみたいと思う。
パピー期はしっかりしつけること!
犬のしつけで一番重要なのはパピー期のしつけだと思う。
なにより大型犬が大きくなってからだと制止するのが大変になる。
その上噛まれたりしたら大怪我につながる。
特に女性は力負けする可能性がある。
しかしパピー期であればまだ十分制御できる。
だからパピー期にしっかり上下関係を理解させることが重要だ。
我が家が実践したことは
①人の目がないときはゲージの中から出さない。
②座りながら犬のお腹を上にして膝の上で30分制止。
③いたずらは低く強い声で注意。
④ご飯を与えるときのしつけで考えさせる。
の4つである。
①人の目がないときはゲージの中から出さない。
これはいたずらをしたときやトイレのときに気がつかない可能性があるからだ。
ゲージの中ならなにをされても問題ないものしかないだろう。
しかし家の中は違う。
壊されたら困るもの、おしっこされたら困る場所だらけだ。
だから誰かが注意して見てられる時にしかリビングには出さないようにしよう。
そして一番は一緒に遊んであげること!
遊んでもらっていれば、他のことが気になることもなく、自然と信頼関係も築かれる。
②座りながら犬のお腹を上にして膝の上で30分制止。
犬はお腹を見せる行為が降伏のポーズになる。
だからはじめは嫌がるだろうが、無理にでもひっくり返してしばらく固定しよう。
テレビを見ながらやっても構わない。
大事なのは降伏のポーズで上下関係を理解させることと
抵抗しても勝てないことを理解させること。
はじめは噛んだり、引っかかれたりするだろうが我慢してやり続けよう。
すると次第に落ち着いてきて、抵抗しなくなる。
寝るようになったら素晴らしい!
この行為は成犬になってからではできない。
まず大型犬は膝の上に乗らない。その上抵抗されたら勝てない。
だからパピー期にやるのが重要である。
③いたずらは低く強い声で注意。
人の目があるときにリビングなどで放してみよう!
するといろんなものに興味を持って囓ってみたり、手を出してみたりする。
その時に与えたおもちゃであればそのまま一緒に遊んであげるべきであるが、壊れると困るモノのときはしっかり叱って、制止しよう。
叱るときは低く強い声で。
犬が驚くようにやるのも一つの手段として有効だと思う。
これで何が良くて、何がダメか分からせることができる。
④ご飯を与えるときのしつけで考えさせる。
ご飯は犬にとって一番のご褒美である。
そこでどうやったらもらえるのかしっかり考えさせることが重要である。
もちろんパピーなのではじめからできることなんてない。
だからといって簡単にあげるのは良くない。
欲しくて吠えてしまうなら、1度ご飯を隠して吠え止むのを待つ。
飛びつくときも同様に隠して落ち着くのを待つ。
すると犬はどうすればもらえるか考える。
犬に考えさせることはとても重要だ。
上記の4つを実践しているとリビングでどれなら遊んでいいのか理解するようになり、上下関係もしっかりするので指示も通りやすくなる。
また自分で考える犬になるのでその後の芸も覚えやすくなる。
するとだんだんとリビングで放せる時間が長くなり、最終的には完全フリーにできるようになる。
我が家はこれに併せてドッグトレーナーによるパピートレーニングも受講した。
そこで散歩のやり方などを学んだ。
ちなみにドッグトレーナーに教わるのは犬ではない。
飼い主がその知識とやり方を覚えて実践しなくてはいけない。
トレーナーさんだとやるのに〜。
ってそりゃそうだ。
トレーナーは正しいやり方が出来ているのに対して、飼い主は出来ていないのだから。
それに犬は賢いので飼い主には甘える。
トレーナーよりしっかり正しいやり方をやらないと愛犬は着いてこない。
我が家は散歩中の引っ張り改善と呼び戻しができるようにしたくて
2歳頃にアジリティのトレーニングも行なった。
アジリティとは障害物競走のようにいろんな障害物を飼い主の指示のもとクリアしていく競技である。
これをやると飼い主の指示に従うクセが付き、引っ張り改善と呼び戻しもできるようになると考えた。
結果、受講の途中関節が悪くなり断念。
そのトレーナーさんのアドバイスによりオビディエンスに切り替えた。
オビディエンスとは服従訓練のことで、横に付いて歩くとか、待ての状態から離れて、呼んだ際に横にぴったり付いてオスワリで制止できるかなどを競う競技だ。
こちらなら関節に負担が少なく、引っ張り改善や呼び戻しも期待できる。
ある程度やったところで大会を目指さないかとの話になり、そんなつもりがなかったのでやめてしまったが
経験としてやって良かったと思う。
実際に横に付いて歩く散歩のやり方がわかったのは良かった。
呼び戻しについてはアジリティやオビディエンスをもう少し極めればできるのだろう。
しかし我が家は別の方法で解決した。
それはかくれんぼだ。
まずは家の中でかくれんぼをする。
愛犬を持たせた位置から見えないところに隠れて「おいで!」と声をかける。
するといないことの不安もあり、見つけたときの喜びも大きいらしい。
また愛犬から逃げる追いかけっこ。
逃げられる不安から必死に追いかけてくる。
たまたま家の中ではじめた遊びであったが、
多少の分離不安を生んだようでドッグランの中でも私が逃げようとすると追いかけてくるようになった。
なので、ランでもかくれんぼや追いかけっこを実施。
これが効果てきめん!
他の犬と遊んでる状態でも呼び戻しができるようになってきた。
もしかするとラブラドールだからできる部分もあるのかもしれない。
ラブラドールはもとから人の指示を聞くのが好きな犬種である。
そのためいろんなことがスムーズに進んだのかもしれない。
でも上下関係についてはどの犬種も意識する必要があると思う。
他のコラムでも書いたが愛犬に舐められるような状態にはならないように注意する必要はあるだろう。
気になる方は『舐められたらアカン』をチェック!
『我が家の大型犬しつけ術』
ノウハウ
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